熟年離婚やらなんやら、遠い世界の話や思っとったんや。ふと気がつくと、思い当たるふしがひとつふたつ。拾い集めて並べてみたら、決して人ごとではおまへんちうことに気づきましたのや・・・
妻から一方的に言い渡される離婚。決して人ごとではおまへん熟年離婚について考えまんねん。
ある日突然、離婚する
ここきょうび、どんどん増えとる「熟年離婚」。二十年以上連れ添った夫婦が、ある日突然離婚するちうわけや。 きょうびは、熟年離婚度チェックやらなんやらも見られはります。 では、なんで、熟年離婚が増えとるんでしょうか?原因は、どないなことやからしょうか? 熟年離婚をするメリットはあるんでっしゃろか?
熟年離婚とは?
TVドラマで「熟年離婚」が取り上げられてから、今、熟年離婚ちう言葉は定着しつつおます。そやけど、実際、そのドラマがきっかけで増加してんわけやおまへん。 なんで、そないな風なドラマができたんか?熟年離婚をする夫婦が増加してんちう現状を止めようとしたちうワケや。熟年離婚を勧めとるわけやのうて、それぞれの夫婦の今ある立場を改善するっちうことで、熟年離婚させへんようにしたろおもておったさかいす。それが、TVドラマ最大の「熟年離婚」の意味なんやこれがホンマに。
■定年退職がきっかけではおまへん
熟年離婚ちうんは、定年退職をきっかけに離婚を言い出されるちうわけや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は定年退職が、スタート地点や思っとる男性がほとんどや。実は、妻のほうは10年計画、せやなかったら、20年計画で夫との離婚を夢見て生きとるのや。そうわ、結婚した時から、すでに、熟年離婚へのスタートは切られとるというても過言ではおまへん。妻の心の中では「あと○年やから辛抱しようわ!」とぬかす気持ちが、んとは限らへんのでおます。
■熟年離婚の原因
熟年離婚の原因は、ムカシからの結婚生活の中におます。今、結婚をしてんあんさんに原因がおます。新婚でも結婚10年目でも20年目そやけど、その結婚生活の中に、熟年離婚をする原因がおます。結婚生活が長くなったらなるほど、言いたいことを言えんといった状況が出てきまんねん。それが蓄積され、ストレスになっとる。そのストレスは、定年してお互いが家におる状況になると、たまっとったストレスが、一気に爆発するちうわけや。その結果が、熟年離婚なんやこれがホンマに。オノレの時間のようけを、「夫のため」「家族のため」に費やし、疲れきってしもて、燃えつき症候群に陥るのが、熟年に差しかかったころ。そないなとき、夫から心へん言葉を投げかけられ、熟年離婚する、ちうケースが多いちうわけや。熟年離婚原因の統計としては、性格の不一致・異性関係・暴力・浪費・家庭を顧みいひんやらなんやらのデータがあり、これから先、一緒に暮らしていくことに我慢がでけへんちうようなことが多いようや。
■熟年離婚される原因のひとつは、会話
夫婦は、なんでも口に出して話し合わな、伝わらへんのでおます。どないに心で思うていても口に出さな意味がおまへん。「話さんとわかるやろから、やからなあんも言わへん」とよう言おんねんや。そやけど、ホンマに、話さんと通じ合えるんでしょうか?夫婦は所詮は元々あかの他人や。長年一緒に住んで、生活していれば、ある程度のことは、わかりあえるかもしれしまへん。そやけど、それを過信したまんま、せやなかったら疑問を持つことなく、本日この時まで同じ生活を繰り返してきたんとちゃうでっしゃろか?
言い方を変えまひょ。これから先、あんさん自身と生活するっちうことを楽しいと感じまっしゃろか?定年して、仕事がなくなりよった時、あんさんはどないな生活をしてん思うでか?ほんで、なあんも浮かばへんあんさんは、熟年離婚の確率が高いと言えるでっしゃろ。なんでやろかわいもよーしらんがというたら、仕事一筋の人間であるあんさんが職を失ったら、後にはなんやも残らへんからや。定年後、やりたいことがあって、そこに突き進んでいきたいちうわけや。そう思うていたとしたかて、パートナーに話さな、熟年離婚の確率はアップしまっせ。言葉を口にするか、せんかが、あんさんの今後を大きく変えてまうのや。
熟年離婚 もしするんやったらば
熟年離婚のあと、財産問題やらなんやらがな1人暮らしやけど、そやけどアンタ、熟年離婚体験談やらなんやらの掲示板のカキコミを見ると、むしろ清々しさを感じまんねん。辛いことも多いとは思とるんですが、オノレのためやからどないなことでも頑張れるちうわけや。金銭的にもギリギリかもしれしまへんが、残った人生を精一杯楽しもうとしてん方が多いや。無駄な気遣い、食事の支度、介護問題から解放された、その人本来の姿やからしょうか。そやけど、熟年離婚する・せんは、あんさんの自由や。しっかり考えて決断するっちうことが大事ですわ。
■熟年離婚においての財産分与
専業主婦なんやから、財産分与する必要がんゆう夫がどエライ多いや。せやけどダンさん、法的には、専業主婦として夫の日常の生活を支えたからこそ、財産が形成されたと考えるさかい、妻は財産を主張する権利がおます。 専業主婦に、実際給料を出すとするとなると年間300万円の仕事をしてんことになるんですわ。そやけど、主婦の仕事ちうんは、オノレのためにするっちうことも多いことから、その半額の150万円が妥当やとされとりまんねん。せやけどダンさん、これが支払われることは、ほとんど皆無や。それこそ、雇い主である夫に、支払えとぬかしても無理や思うで。熟年離婚する際、年金や退職金。家やらなんやらの財産分与はせなならへんのや。
■両親の熟年離婚
ボウズたちにとちう、両親の離婚はツライもんやけど、そやけどアンタ、やっぱり熟年離婚は、わてたちの親の年代にも浸透してんようや。20年~30年一緒に暮らしてきて、ボウズたちに手がかからなくなりよったといっぺんに離婚する両親。団魂世代と呼ばれとる方々の65%は、「3語族」とも呼ばれ「めし」「ふろ」「ねる」の3つの言葉しか発せんさいです。こないな風に、なあんもでけへん夫と定年後は一緒には暮らせんといった妻が多いのもうなずけまんねん。こういったこともあって、熟年離婚が増加してんかもしれしまへん。
両親の熟年離婚については、やっぱりボウズの意見も大事や。そやけど、ただ離婚したいゆうだけやのうて、「これから、こうありたい」ちうビジョンがあるほうがよいや。ボウズを説得して、離婚するんが正しいや。ほんで、両親の熟年離婚に悩んどる方は、考え方を変えてみておくんなはれ。本日この時まで、ボウズとパートナーだけのために過ぎてしもた時間。取り戻すことはでけへんんやけど、そやけどオノレの人生やから、ケツくらい、オノレがしたいことをしたかてええんとちゃうでっしゃろか?ボウズに迷惑をかけるゆうことさえへんのやったら、あえて応援する方向で考えてもよいんとちゃうでっしゃろか?
悔いのあらへん人生を謳歌したかてよいんとちゃうでっしゃろか?
熟年離婚をする前に
ムカシからの人生で、夫や妻として、してきたこと。そら、かけがえのあらへん2人の歴史や。 ボウズを育ててきたことも、ずぅぇえええぇぇええんぶが辛いことばっかりではおまへん、楽しいこともあったはずや。 二人一緒やったんから、ここまでたどり着くことが出来よったんかも知れしまへん。お互いが支え合い、それぞれの仕事をして、人生を過ごしてきたちうワケや。 熟年離婚を考える前に、ムカシからのことを、あんさん自身の気持ちの奥を、見つめ直してほしい思うで。
■熟年離婚せんために心がけたいこと
「熟年離婚」は、熟年だけやのうて、結婚してん方ずぅぇえええぇぇええんぶにかかわることや。やから、夫として妻として気いつけていかなならへんことを、もういっぺん確認してみておくんなはれ。
- 協力し、共感し、共同で家事をするちうわけや。
- よう、なんでも話し合うわ。
- お互いに感謝の言葉をかけるちうわけや。
- お互いを褒めることに努めるちうわけや。
- 尊敬するちうわけや。相手が「さすが」と感心するようなもんを持つように努めるちうわけや。
- いたわり、ねぎらいの気持ちを持つ。
夫婦円満の秘訣
ある新聞のコラムで掲載されとったもんの抜粋やけど、そやけどアンタ、家事をしてみることで、妻側の気持ちが理解できまんねん。また、毎日いろいろなことについて、話し合うようにするっちうことで、お互いに思いや考えががわかり合えまんねん。 食事を作る・仕事に行く・・・なんやげへん毎日の中そやけど、感謝の言葉はきちんと交わしておくんなはれ。お互いを褒めることで気分もようなるんやし、またがんばろうゆう気力が湧いてきまんねん。お互いのええトコを認めることは大事やけど、そやけどアンタ、それを言葉にするっちうことが肝心や。生き生きとした人間関係を作ることが、結局は熟年離婚の予防にもつながるちうワケや。
■熟年離婚をする前に
熟年離婚をする、せやなかったらしてしもたとしたかて、今のあんさんが、二人で暮らしてきた延長線上にあることは事実や。そのことをみつめ、できれば感謝してほしい思うで。あんさんたちの歴史は、あんさんたち自身にとちう、かけがいのあらへん財産んはずや。今からでも遅くはおまへん。もっともっと、相手を思いやってあげておくんなはれ。無造作な返事、思いやりに欠ける言葉、ナイフのように突き刺さる一言、もしかすると、相手もあんさんと同じように感じとるかも知れしまへん。オノレの受けた傷は痛みで分かるんやが、人の痛みは想像するしかいないのや。あんさんの思いを伝えるんは言葉や。感謝の気持ちひとつ伝えるだけで、熟年離婚も遠ざかるんや。誕生日や結婚記念日、花束やケーキそやけど、なんでもええから、感謝を添えるちうわけや。照れくさいかもしれへんけど、言葉にするっちうことが大事やおまへんか? 辛いことは半分に、嬉しいことは二倍に。
これから先も、お二人が頑張り続けることを願いまんねん。