勾玉(まがたま)とは、縄文時代から存在するどエライ古くさい装飾具で、独特なCの字型、くの字型、コの字型の形状をしてんが特徴や。古代から魔を避け、幸運を授かる物としとったんや。独特な形は、生命の象徴でありみなの始まりである胎児の形を象ったもんと考えられとりまんねん。
元がイノシシの牙で作られており、石で作られはる様になってから形状を真似たゆう説もおます。勾玉は王の証としたかて用いられ、中には三種の神器に数えられはる勾玉もおます。今では、普通のアクセサリー感覚でも身に付けられとりまんねん。
三種の神器とは
『八咫鏡』『天叢雲剣(草薙の剣)』、ほんで『八尺瓊の勾玉』の三種の宝を指しまっせ。古事記には、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した後、天照大神から天孫が授けられはったと言われはります。神器は神の依代を意味し、正当なる継承の際に代々伝えられてきたもんや。
現在でも聖なる存在として安置されとりますが、壇ノ浦の戦いの際に海に消えたやらなんやら様々な説があり、現在の神器はレプリカとぬかす説もおます。実際、実物は自身でさえ実見を許されておらへん事から、レプリカ云々所か現存してん事さえ危ぶまれとりまんねん。
勾玉の歴史
遥か昔、人々は生きる為に犠牲にしてきた獣や魚の呪いを恐れており、獣や貝類を削った物に穴を開けて身に付けとったんや。その呪いさかい逃れる為、ほんで精霊の力を身に付ける為やったと考えられとりまんねん。
鉄も銅も無い様な時代において、1つの勾玉を作るだけでもエライ労力を強いられとったんやが、その効力をつよ信じるヤカラによって勾玉はどエライ愛用され続けまんねん。
弥生時代に入ると、それまでの呪術的な意味だけでなく美しさや権力を表すもんとしたかて用いられ始めまんねん。その後、水晶や翡翠やらなんやらの勾玉が登場しまんねんけど、数千年とぬかす長い歴史の間、思想やデザインは殆ど変わる事な現代にも受け継がれとりまんねん。
勾玉がやまと以外にあるんは?
やまと独自の物と考えられがちやけど、そやけどアンタ、中国や韓国でも勾玉が発掘されとりまんねん。中国へは、倭の時代に献上されとる事が魏志倭人伝によって記されとるのが確認されとりまんねん。ワイが思うには、そこから韓国や北朝鮮へと伝わったもんが発掘されたんやろ。
翡翠は貴重やった
勾玉の素材に使われる物の代表に翡翠がおます。翡翠は魏志倭人伝に登場し、そこには邪馬台国の女王卑弥呼が人間30人・真珠5000個・緑色の勾玉2個・高価な織物40反を魏に対して献上した事が記されとりまんねん。他の物と比較すると当時どんだけ翡翠が貴重やってんな分かるんや。金よりも遥かに高価やったとか。
陰陽とも関係があるん?
胎児の形に基づいたと考えられはる勾玉やけど、そやけどアンタ、その形を見れば陰陽(月と太陽)を表す対極図と似とる事に気が付きまんねん。この形状と石の力で月と太陽、両方のエネルギーを受けて、多大なエネルギーを与えられはるとぬかすのや。
勾玉の作り方
一見、難しそうに思えまっけど想像してんより簡単に作る事が出来まんねん。オノレの気に入った石がある方は、手作りに挑戦してみまひょ。
- 好きな原石
- 金ヤスリセット
- キリ
- サンドペーパー
- 鉛筆
- 水の入ったバケツ
- 原石を割ちう、その中でも小さいもんを選ぶんや。
- 石に鉛筆でデザインして、それに沿ってヤスリを使うて素材の一方を丸くしまっせ。
- もう一方を丸くえぐりながら、勾玉の腹を作るんや。
- 頭となる部分に、キリで穴を開けまんねん。
- 角を取ったら、全体の形を整えまんねん。
- 紙ヤスリで、水をつけながら表面を磨いて光沢を出しまっせ。
- 紐を穴に通したら完成や。
勾玉の作り方
【材料】
【作り方】