« 浴槽 | メイン | てんとう虫 »

アブ

夏の盛り、どこぞらともなく飛んできて一撃を食らわせてくれるアブ。昔話やらなんやらにもよう見られはるこのアブやけど、そやけどアンタ、今回はこのアブについて生態や雑学、アブによる虫刺されの対処法やらなんやらを集めていきまんねん。

アブの基本知識を知ろう

■アブとは

アブは漢字で虻と書き、ハエの仲間に位置し、アブ科ちう一群に入るんや。ようけは動物の血を吸って生活してるんや。成虫は羽根を持ち、自在に空を飛ぶんや。

■アブの観察

アブはタマゴから幼虫、サナギを経て成虫になる完全変態で成長しまっせ。エサはようけの種で動物の血を主食にしまんねんけど、ハナアブやらなんやらは蜂の蜜を食べまんねん。また、外見はハエの形にハチのカラーリングちう感じで、ようけは黄色系で縞模様がおます。このカラーリングは毒針を持つハチに見せかけて、オノレを守ろうとしてんのやと考えられており、これを「擬態」と言おりますわ。

■アブの分類

アブはその種類の多さや似たような身体のつくりをもっとる者があることやらなんやらから判別が難しく、ようけの亜種・別種がおりますわ。特にハエとは見た目だけで分けられはったもんがあり、動物学的分類ではアブとされるもんでも○○ハエと呼ばれるもんや、逆にハエやのに○○アブと呼ばれるもんがおます。また、ちびっと間口をひろげると蚊、ガガンボ・ブヨやらなんやらもこの仲間になるんですわ。

■アブとハチの違い

アブハチ取らずちう言葉があるんやうに(意味は後で書きまんねん)アブとハチは同一視されがちやけど、そやけどアンタ、実際はアブがハチの真似をしてんだけや。簡単な見分け方として、ハチは4枚羽根、アブ・ハエは2枚羽根(後ろ羽が退化し、平均コンと呼ばれるもんになっとります)で、見分けられはります。余計なお世話やけどハチはアブよりもアリに近い種とされとりまんねん。

■アブの種類

ここでは代表的へんくつかのアブを紹介しまっせ。

  • ウシアブ(アブ科)
  • 緑色の目が特徴のアブ。メスは牛やらなんやらから血を吸おりますわ。大きさは2cmほど。

  • シロフアブ(アブ科)
  • 2cmほどの体長で全体的に灰色調や。見た目はハエに似とりまんねん。これもやっぱり牛やウマから血を吸おりますわ。

  • シマハナアブ(ハナアブ科)
  • ハナアブは基本的に花の蜜で生活しまっせ。このハナシマアブは体長1cmほどでオレンジ色の斑点が特徴や。

  • ホソヒラタアブ(ハナアブ科)
  • シマハナアブ同様、体長は1cm前後や。おなかが平たいのでヒラタアブと呼ばれはります。

アブにまつわる雑学

アブは昔話にもよう出てくるやらなんやら、やまと人によう知られとる虫や。ここではそないなアブに関するエピソードや、アブに刺された時の対処やらなんやらといった雑学を書いてみまんねん。

■アブやハチやらなんやらに刺されたら

アブや蚊・ブヨやらなんやらによる虫刺されはようおます。患部を清潔にして市販の薬や、ステロイド剤を塗っておきまんねん。もし、ハチにさされたような場合、またはアブにさされた場合でもいつまでも痛む、腫れが引かないった場合は病院にいきまひょ。その際は刺した虫を持っていければ確実や。

■アブに刺されへんために

アブは基本的には人間でなく牛やらなんやらを好みまっけど、周辺になあんもおらへんと人間を襲おりますわ。アブは吸血とぬかすよりは口で獲物の皮膚を切り裂いて血をすする、ちう食事方法を取るさかいに痛みを感じまんねん。市販の虫除けスプレーやらなんやらが効きよるさかいに、アブが多いトコに出かけるときは虫除け対策を行いまひょ。

■アブハチとらず

どなたはんでも一回は聞いたことあるか思われることわざ。正式には虻、蜂とらずと書きまんねん。二兎追うもんは一兎をも獲ずと似た意味。両方いっぺんにやろうとするとどっちもシッパイしちゃうさかい、物事は一個ずつきちんと仕上げていくもんやで、ちう意味や。

■わらしべ長者

わらしべ長者ちう物語がおますや。最初はわら一本からスタートしてケツは長者にまで出世するお話や。そのわらしべ長者、最初の交換品がアブやった。これをおみかんと取り替えることから始まる怒涛のサクセスストーリーやけど、そやけどアンタ、アメリカではホンマにネットオークションにかけたクリップ一個から家を手に入れた人がおりますわ。さすが、アメリカンドリームの本場。

■アブガルシア

動物的なアブとは無関係やけど、そやけどアンタ、アブガルシアちうメーカーがおます。レジャー用品、釣り用品やらなんやらを扱っとりまんねん。特にフィッシング関係、アブ・アンバサダーちうリールが有名なようや。

■アブのお薬

アブは薬として用いられはることもおます。ヒルやらなんやらと同様、吸った血が体内で固まらへんような力を持っとるさかい、血行に関する諸症状、特に婦人に関するもんに効果がおます。血が固まり辛なる作用があるんで、逆に出血するようなときには飲んではいけまへん。

■あぶはん

水島新司の描く長編野球漫画の主人公のあやな、または同漫画のタイトル。名前の由来はアブサンとぬかすおさけがあること、また主人公の本名(影浦安武)の名前部分の訓読み、アンブ=アブ)から。長編で、しかも現実世界の野球とリンクした話の展開でいまだ高い人気を誇るちうわけや。せやけどダンさん、現実世界とリンクして、とええつついつまで現役やからしょうわ?

About

2007年06月12日 14:21に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「浴槽」です。

次の投稿は「てんとう虫」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。