« 国際学生証 | メイン | 孤食 »

モルタル

モルタルとぬかす言葉を聞いたことがおますか? 簡単にぬかすとモルタルちうんはコンクリートの成分から大骨材(砂利やらなんやら)を抜いたもんや。モルタルはコンクリートと比べて細工しやすいので日曜大工での補修やらなんやらに適してるんや。自宅の壁が欠けてもうたけど業者に頼むほどでもあらへんしな、とぬかすようなときはオノレで修理してみまへんか? ここではモルタル作業の基本を説明したい思うで。

モルタル作業に対してまず知っておきたいこと。

ではまずモルタル作業をするっちうときの用具やらなんやらの知っといてほしい基礎知識を説明しまっせ。あわてて買い物に行く前にまずはここを読んでいて必要なもんを知りまひょ。

■モルタル作業に向かいないもん

モルタル作業を行いたい場所をよう観察してみまひょ。以下のような場合はモルタルでの補修がややこしいや。

モルタル補修の厚みが1.5cmを超えるもん

モルタルはコンクリートに比べて細工しやすい分、強度的には劣るさかいにあんまり厚みがあったりすると脆くなるんですわ。

強度が必要な部分

上と同じ理由やけど、そやけどアンタ、強度が必要な部分には向きまへん。壊れたときに危険がある場所は避けたほうがよいでっしゃろ。

ひび割れがえげつない場所

ひび割れをモルタルで埋めることは簡単やけど、そやけどアンタ、あんまりえげつないひびはその部分そのもんが壊れかけとる危険がおます。こないな場合はなんぼモルタルを塗ってもまたひびが入りなおす恐れが高いのでプロに見てもうたほうがよいでっしゃろ。

常時結露が起こるような場所

塗り上げたモルタル面と元の部分の境目に水分が入るような場所では水分が凍ったときに壊れてまうことがおます。特に冬氷点下に下がる地方は気をつけたほうがよいでっしゃろ。

その他、もしもモルタル面が壊れたときに危険な箇所

なんせ日曜大工で補修したろおもてぬかすのがここの目的やからあんまり素人はんが手を出したら危んと思う箇所については避けまひょ。

■モルタル作業で使う用具の説明

ほな実際にモルタル作業を行うために用具をそろえまひょ。大抵のもんは最寄りのホームセンターでそろおりますわ。

セメント

まずは基本のセメントや。これに砂と水を混ぜることによってモルタルが出来上がるんや。せやけどダンさん、混ぜる砂を別で用意したりしのうてはならへんさかい、ちーとばかし補修やったら次のミックスセメントを使うほうが便器...おっとちゃうわ、便利や。

ミックス(またはプレミックス)セメント(モルタル)

名前のとおり砂やその他の成分が最初から混ぜてあるセメントや。商品名はいろいろやけど、そやけどアンタ大抵は袋に「水を混ぜるだけ」ちうような表記がおます。使用時に水を混ぜるだけやから楽やけど、そやけどアンタ、大量のモルタルが必要なときは割高になるんですわ。

ハイモルタル(またはハイモル)

こら、プレミックスモルタルの一種やけど、そやけどアンタ、砂の代わりにきめ細かい粒子や綿を使用してんねんさかいより薄く延ばすことができまんねん。塗りたい厚みに応じて#いくつゆう表記があるんでよう見ておくんなはれ。

速乾性モルタルセメント

モルタルがはよ硬化してほしいときにはこれを選ぶんや。硬化時間の大体の目安が書いておますのでよう読んでおくんなはれ。また、はよ乾くゆうことは手はよ作業を行わなならへんちうことやから不慣れな場合は避けたほうがよいでっしゃろ。

無収縮モルタル

モルタルは、乾燥するとなんぼか凹みまっけど、無収縮モルタルはこの引けがちびっとののが特徴や。せやけど、普通日曜大工レベルで使うことはちびっとのや。同じように業務用としてはエアーモルタルや樹脂性のもんやらなんやらもおますがそれらも特殊用途になるんですわ。

コテ

用途に応じてさまざまなコテがおます。必要に応じてそろえまひょ。中塗りゴテは安いし使用頻度も高いので一丁用意しておくことをお勧めしまっせ。目地ゴテは狭いトコの仕上げに、仕上げゴテはモルタル表面を綺麗に仕上げるときに必要や。

船(モルタル用)

モルタルを混ぜるときに使う容器や。しこたま練る必要がなきはバケツでもなんでもかまいまへん。せやけど、口は広めのほうが使いやすいや。

手袋

セメントはアルカリ性やから直接いらうと皮膚を傷めまんねん。ゴム手袋やらなんやらを使用したほうがよいでっしゃろ。ここから下は必要に応じてそろえておくんなはれ。いきなりぜええんぶひとつのこらずそろえる必要はおまへん。

モルタル用のり

モルタルを塗ろうとしてん部分に使うことによって、新しく塗ったモルタルがはがれづらくなるんですわ。モルタルを混ぜる場合に一緒に混ぜ込むタイプと使用面に直接塗りこむタイプがおます。

パレット

よう左翼官屋はんが片手に持っとるアレや。モルタルを一時取りしておくことによって広い面積を塗りこむときに作業効率がアップしまっせ。へんでもかまへんし、手作りしたかてよいや。

刷毛(はけ)もしくはほうき

こら塗ったモルタル面に筋目を入れたいときに使うんですわ。土間やらなんやらは綺麗にコテで光らせてまうと滑ったりして危険な場合がおますのでそないな作業の場合はほうき目を入れておくと滑りづらくなるんですわ。

ウエス(布きれ)

余計なトコに付いたモルタルをふき取ったりするんに使うんですわ。シャツのあんまりでもなんでもええさかい、あれば結構便器...おっとちゃうわ、便利や 。

ガムテープ

モルタル作業を行う場合、モルタルが付いたら困る場所にあらかじめ貼っておくと後が楽や。

モルタルミキサー

しこたまモルタルを練りたいときには便器...おっとちゃうわ、便利や。そやけど、通常家庭レベルでは不要でっしゃろ。

モルタルを塗ってみまひょ

用意は整おったさかいに、いよいよはじめまひょ。モルタル作業はあんまり晴れた日より曇りのほうがよいとされはります。また、あんまり暑い日は乾燥が早いのでモルタルはこまめに練り足すようにしたほうが無駄が出まへん。

■モルタル作業前にしておくこと

ではモルタル作業を始める前にやっておきたいことを説明しまっせ。この下処理が不十分やと後で痛い目に会おるさかいに、できるだけきちんとやっておきまひょ。

モルタルを塗る場所に前処理する

モルタルを塗る場所がつるつるしてんと、あとではがれやすくなるんですわ。できればハンマーやらなんやらで表面を凸凹にするとええねんが、それがでけへんときはモルタルのりを使うんですわ。薄く塗るのが目的のハイモルタルには最初からのりが混ざっとりますが、塗り付け型ののりを併用するとさらに確実や。また、接合面が汚れてても剥がれるさかい、綺麗に掃除しておきまんねん。

打ち水をする

モルタル作業をする場所は水をかけて濡らしておきまんねん。せやけど、モルタルのりを使用する場合には先に水をかけまんねん。乾燥した場所に直接モルタルを塗ると、急激に乾いてひび割れや剥離の原因になるんやさかい、暑い日には多めに打ち水しまひょ。

モルタルを練る

モルタルは説明に従って練るんや。説明よりやや少なめに水を入れて、徐々に混ぜながら水を足していくのが確実や。薄く塗るときは柔らかめ、形を作りたいときは固めに練るんや。また、いっぺんに全量混ぜてまうと後で硬さを調整するっちうときやらなんやらに便利わるいのでちびっと予備に残すことを勧めまんねん。

■モルタルを塗ろう

お待たせしましたわ。段取りが結構手間やったがやっと本作業に入るんや。以下に目的別のモルタル作業の説明があるんで用途に合わせてご覧おくんなはれ。

モルタルを塗ろう(狭いトコや目地を仕上げる)

例あげたろか、たとえばやなあ、花壇を作るときやらなんやらに使う縁石同士やらなんやらの隙間を埋めたりするっちうときやらなんやらや。まずは縁石の材質を見まんねん。モルタルが付いた場合後でふき取るのがややこしい材質の場合はガムテープやらなんやらで保護しまひょ。その後隙間にモルタルを詰め込みまんねん。

隙間に刷り込む感じで行うと楽や。ある程度押し込んやら目地ゴテや薄板やらなんやらで押し込み、また詰めまんねん。押したかて凹まなくなりよったら表面を目地ゴテでなでてあげまんねん。


モルタルを塗ろう(ひび割れを埋める)


ひびを埋めるときには粒子の細かいハイモルやプレミックスモルタルが便器...おっとちゃうわ、便利や。柔らかめに練ったモルタルをなるべく奥まで流し込み、表面をコテで仕上げまんねん。ある程度乾いたら周りをモルタルの粉で軽くはたくと目立たなくなるんですわ。


モルタルを塗ろう(欠けた部分を補修する)

門柱やらなんやらの角が欠けてしもた場合やらなんやらは、固めのモルタルで大まかに整形しまっせ。門柱やらなんやらのように直線的なもんを整形するっちうときは大きめにモルタルをくっつけた後にコテで不要部分をカットしていくようにすると綺麗になるんですわ。ある程度硬化したら仕上げ塗りを行おりますわ。

モルタルを塗ろう(欠けた部分を補修する)

門柱やらなんやらの角が欠けてしもた場合やらなんやらは、固めのモルタルで大まかに整形しまっせ。門柱やらなんやらのように直線的なもんを整形するっちうときは大きめにモルタルをくっつけた後にコテで不要部分をカットしていくようにすると綺麗になるんですわ。ある程度硬化したら仕上げ塗りを行おりますわ。

モルタルを塗ろう(うす塗りする)

外壁やらなんやらに気泡や細かいひびが目立つ場合はモルタルの薄塗りをしまっせ。(こらほかの作業とちごていきなり難易度が高いさかい、慣れへんうちは避けまひょ。)いっちゃんはじめに、気泡やひびやらなんやらを固めのモルタルで埋めていきまんねん。これを怠ると、あとでうす塗り部分がへこみまんねん。

穴埋め部分がある程度硬化したら柔らかめに溶いたモルタル(専用のハイモルタルが便器...おっとちゃうわ、便利や)を下側から上に持ち上げていくように塗りこんでいきまんねん。コテは進行方向を心持ち浮かせる感じやすめまんねん。コツはなるだけ薄く、こすりこむように塗ることや。

モルタルを塗り終わったら

さああんじょう塗れはったか? 最初はあんじょういかんと慣れれば大抵のことはオノレでできるようになるんですわ。モルタルの乾燥を待つ間に、道具のお手入れでもしながらしばし待ちまひょ。アフターケアが待っとりまんねん。

■モルタル作業のアフターケア

完成したら、奥はんに自慢でもしつつアフターケアを行いまひょ。しつこいようやけど、そやけどアンタこのアフターケアを怠ると悲しい結果に終わることがおます。

まずは道具のお手入れ

綺麗に洗っておきまひょ。モルタルが固まる前に水で洗うたらあとあと楽やし、長く使えまんねん。わてがいた会社にはコテの握り手が指の形にすり減るまで使うておった人がおりましたわ。

モルタルが急に乾きそうやったら打ち水

急にモルタルが乾くとひび割れが入るんや。あんまりええ天気の場合は打ち水してあげまひょ。特にうす塗りをした後は必須や。

About

2007年06月12日 15:47に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「国際学生証」です。

次の投稿は「孤食」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。