お正月になると玄関の前には門松、しめ飾りやらなんやらさまざまな飾りつけをしまっせ。わての住んどる地方では門松はあんまり飾られとるトコはおまへんが、しめ飾りはほとんどの家で飾っとりまんねん。そのほかには繭玉、鏡餅やらなんやらも飾るんや。
正月飾りは
正月飾りは見るだけで正月気分が味わうことできるもんやけど、そやけどアンタ、正月飾りをする理由は正月には年の神様を家に迎えるために家の中や外に飾りをつけまんねん。家のいたるトコにしめ飾りはつけられ、車やらなんやらにもつけられはります。正月が終わると飾りははずされて「どんど焼き」やらなんやら神社やらなんやらで行われほんで焼かれはります。この正月の期間はだいたい7日間のトコロが多いようやけど、そやけどアンタ、中には15日間の地方もおます。
正月飾りを飾る前に
■大掃除
正月飾りを飾る前にまずはその年のすすを落とす「大掃除」がおます。江戸時代から師走の12月13日は事始めといわれその日にすす払いを行おりますわ。その日から正月の準備が始まったことになり家全体の大掃除になっていきまんねん。わては毎年ケツまでお掃除が終わらんと正月を迎えてもうておるんやけど、それってどう思とりますか?
■餅つき
正月の餅つきは9のつく日以外を避けてつき30日までに神棚に飾るんや。きょうびは家でもちをつかいないでお店でこーてくることが多い思うで。鏡餅も中に切り餅が入っとるもんがあり、鏡開きをせんでもええんようになっとりまんねん。
正月飾りの種類
■門松
古くさかいやまとでは松には神が宿ると信じられてて、家の門に松を置くことのよって神様が降りてくるといわれとりまんねん。門松は2対飾るちうワケやが1対ずつに意味があり雄松と雌松になるんですわ。門松の葉の細いもんが雌松になりそれを右翼に飾る習わしや。正月飾りは28日までに飾ることになってて29日の9は苦に例えられ29日には飾りつけはしてはいけまへん。ようわては祖父に「12月29日に出かけるもんやない!」と言われたんはそのことに関係するんでっしゃろか?
■鏡餅
鏡餅は正月飾りでは欠かせへんもんや。なんで鏡餅と呼ばれるんかちうと、昔によう使われとった鏡に形が似とることからそう呼ばれるようになりよったといわれとりまんねん。鏡餅についとる飾りには由来があり、裏白は「長寿と夫婦円満」ゆずり葉は「家系が途絶えへん」昆布は「喜ぶ」おみかんの橙は「代々栄える」といわれとりまんねん。鏡餅も飾る時には29日は避けて飾っておくんなはれ。
■しめ飾り
しめ飾りは普段でも神社やらなんやらでは飾っとるもんやけど、そやけどアンタ、一般家庭で正月に飾るしめ飾りは神様を迎える場所をしめすために飾られはります。正月は家を清めて年の神様を迎える準備ができたら玄関前にしめ飾りを飾るんや。しめ飾りも29日は避けて飾っておくんなはれ。
正月が終わったら
■どんど焼き
正月は終わったら正月飾りをはずし神社で行われる「どんど焼き」にもって行きお炊き上げをしたかてらおりますわ。どんど焼きの煙に乗って年の神様が天に帰るとされとりまんねん。わての住んどる地方では7日に行われはるが、他の地方では15日に行われるトコもおます。
■鏡開き
鏡餅は硬くなっとるのでホンマは「割る」が正しいんでしょうが、割るではげんが良うんということで「開く」といわれはります。鏡開きは1月11日に行おるんやけど、地方によってはちゃう日に行うトコもおます。鏡餅は開くので刃物では切らんと手や槌で割るんや。
手作り正月飾り
きょうびのしめ飾りはクリスマスのときのリースを正月風に飾ったもんやらなんやらが増えてきとりまんねん。このしめ飾りやとクリスマスリースを作る要領で手作りの正月飾りが作れる思うで。あとは家に飾るフラワーアレンジメントで正月風に作って飾んのも素敵や。わての小さいときに祖母はヤクルトのカラを使うて俵の形を作り、その形に添って糸を巻きつけて正月飾りに「豊年俵」を作っとった記憶がおます。もうすっかり作り方は忘れてしもたんやがわても下手ながらも一緒に作っとったんや。